明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

喜多方ラーメン「坂内」のラーメン

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写真は初台の喜多方ラーメン坂内」。
このあいだちょっと用事があって初台に行き
小腹がすいたので利用しました。


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頼んだのはラーメン。
通常650円。
バイトしてた頃はたしか550円だったと思いますが、100円も値上がりしているのですね。
まぁ10年前の話だかんね。
(ちなみにですが、この店はキャンペーン中で、ケータイ会員登録で創業時価格の450円くらいになりました)

ラーメンは澄んだ醤油スープに特徴の中太縮れ麺。
麺の上にはネギとメンマ、バラ肉の煮豚(角煮)をスライスしたものが放射状に5枚乗っています。

チェーン店なので本当に喜多方ラーメンの本場の味なのかは知りませんが
このラーメン好きなんですよね。

何を隠そう学生時代(もう10年も前だ!)には
同系列のお店でバイトをしていて、昼にはまかないでタダでラーメンを食べていました。
懐かしい。

喜多方ラーメンのいいところは
押し出しが強くないというか
過剰に濃い味付けや「こだわりの◯◯!」というような押し付けがましいところがなくて
ほんのり甘みを感じるやさしい醤油スープと
舌触りと歯ごたえの良いもちもち麺で、食べ飽きない味なんですよね。
毎日食べられる味付けというか。

特に東京にいると、能書きがうっとうしいラーメン屋って多いじゃないですか。
また、黒Tにタオルハチマキ腕組み系のオラついたラーメン屋も多いじゃないですか。
素材がどうの、煮込みがどうの、こだわりがどうの。
「俺の味、俺の味」っていうのをすげえ押し付けてくる感じのやつ。

うるせーよ! と。

お前のこだわりを、自分で言うんじゃねえ! と。
知ったことか! と。
こっちはただ、ラーメンが食いてえだけなんだよ! と。
そんなにグイグイ来るんじゃねーよ! と。

言いたくなるときもあるわけじゃないですか。
そういうときにこの喜多方ラーメンというのはいいですね。
落ち着けるあじわいですね。

情報過剰、自信過剰、自意識過剰の、3拍子そろった都会のラーメンとは趣を異にする
食べてほっとできる一杯ですよ。

そこにはほんのり優しく添うように立つ
それでいて自分の芯があり曲げない、優しくあるが優柔でない
「気は優しくて力持ち」とでも言うような
素朴でしっかりものの福島人の県民性すらラーメン一杯に表現されている…
ような気すらしてきますね。

気のせいかもしれないが。

誰も彼もが自分のいいところを過剰にアピールして「イイネ!」と言ってもらいたがる現代社会で
ただ実直に昔からの味をそっと出して、ただ、ある。
いつでもそこにある。
あたたかいラーメンが食べられる。
その寡黙で優しい性格の一杯は、もっと高く評価されてもいいのではないか。
(しかし、ワイワイと誉めそやされることを別に本人は望んでないのではないか、と思わされるようなところも良い)

男は黙って喜多方ラーメン

そういうことを言いたいですね。
本当だろうか。
まぁただ懐かしい味のラーメンを食ったという話なんだけど
なんか話が福島県民性論にまで膨らんでしまいましたね。
好きですよ、喜多方ラーメン

あと、チャーシューが柔らかくてめちゃくちゃうまい!
チャーシューについてはこの「坂内」系列が一番うまいですね。
このチャーシューを醤油タレにからませて、ご飯に乗せて白髪ネギで飾った「チャーシュー丼」もまた絶品です。

うう、書いてて腹が減ってきた。