秋葉原の洋服店のペッパーくん
写真はアキバの洋服の青山にいたペッパーくん。
ペッパーってなんかペッパーくんって呼ばれるけど、ペッパーちゃんとは呼ばれないよね。
でも、女性用のスーツとスカートを着ています。
つまりこれは女装。
女装アンドロイド。
ご主人様に忠実な女装アンドロイド…とこう書くと(ひと昔前の)萌え要素を満載した、いい感じのキャラクターにも思えるのですが(語尾に「にょ」とかつけてもよい)、しかし実際の見た目がこうである以上、感じるのは萌えというより恐怖。
そこにあるものは目ではなく、ただ光のない空洞であった。
こっち見んな。
結構な精度のよさで、客の顔を認識して、視線をこちらに寄せてきます。
うーむ。
やっぱり怖いというか、気味が悪いぞ。
これが…これが現実というものか…。
もっとこう…ねえ?
かわいくてさ、ニッコリわらってさ、疲れたときには甘めのミルクティーとか入れてくれてさ、それに対して「ありがとう、おかげで元気が出たよ」なんて言うとさ、いつまでもそのことを覚えていてさ、老いて病床に臥しているとそのミルクティーを何度も作ってくれてさ、でもそのうち死んじゃってさ、でもロボットは死がわからないから何度も何度もそのミルクティーを作ってさ、「ゼボット、動かない、スープ、作る、元気、出る、でも、飲まない、動かない…」とか言ってさ…。
ハッ、途中から『ドラクエ7』になってしまった。
つまりそういうことですよ。
(どういうことだ)。
ペッパーくんには愛嬌がたりまへんな。
なんかこう、なんか…ぶん殴りたくなる姿形というか…、道端にある雪だるまに蹴りをくれていた小学生時代の感情を思い出させるほどよい大きさというか…。
スト2のボーナスステージの車みたいにしたいというか…。
もうちょい見た目を頑張ってもいいんじゃないですかね。
あと、このペッパーくんで何ができるのかはよくわかりませんが、胸のタブレットで操作できるなら、もうタブレットで操作すれば別にいいんじゃないですかね…。
もっとかわいくて人間味のあるヒューマノイドインターフェイスが実用化される時代、はよこい。
いやまぁ、こなくてもよい。