明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

イギリスのパブの話

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いやもう、時差ぼけ絶好調でね。
昼間中眠くて眠くて。
それで寝ると、夜中スッキリ目覚めて…。

ウウム、よくないなぁ。
今日(約4時間後)から秋学期の授業が始まるというのに。
この状態であのツマラナイ授業を受けるだなんてもう、
授業時間が睡眠時間と化すのは火を見るよりも明らかじゃないか。

講義中に寝るのは良くない。
なぜなら固い椅子と机では体に疲れがたまってしまうから。

もっと別の理由があるような気もするけどそれはこの際あえて気にしなーい。


さて旅行の話。
写真がたくさんあって(調べたら全部で1ギガ以上あった)、
どれを使おうか悩める。
デジカメって現像代を気にせずに写真を取りまくれるからイイネ。

~前回のあらすじ~
遠い成田からさらに遠いヒースロー空港へ。
成田は東京ではないけれど電光掲示板に「TOKYO」と表示されるのがアレだけども、
ヒースロー空港もロンドンシティではないのに「ロンドン」と書かれるのでつまりそういうのはよくあることなんだろうと思う。
イギリス・ホテルに到着しました。


ホテルでひとはしゃぎした後、
「じゃあ早速パブに行こうか!」
ということになりフロントで聞く。

このホテルはHISの人に予約してもらったところなので、
けっこう日本人観光客も利用しているはずなんだけどもフロントは英語のみ。
後日ロンドン三越で発見した『イギリス人になる方法』という本(英字とイラストの本)に
「絶対に英語以外はしゃべらないこと」
というのがあってああイギリスってのはそういうものなのかと納得した。

カタコト英語どころでないガタゴト英語を駆使し、
近くに「キャッスル」というパブがあることを聞き出す。
行ってみると正に名前の通り城であった。

中に入ると、カウンターを中心に椅子とテーブルがあり、
店内は広くて50席以上はありそう。
地元客がちらほら居て、
割とドキドキしながら店内に入って注文をする。
地元民にケンカを売られたらどうしよう……
とりあえず3度までの侮辱は我慢しよう……
いざとなったら「アイ ハブ ジュードーブラックベルト」と叫んでみよう……
はたして効き目があるかはわからんが……
効き目がなかったら潔く逃げよう……
なにしろイギリス人ってのは巨人の民族で、みんなデカイ。
ガタイもいい。
180㎝ 80kgぐらいの大男がごろっごろいる。というか全員それくらいだ。
いかん肉弾戦では勝ち目がないな。
とまぁ、色々と脳内でシミュレーションを重ねていたけれども、
結果的には何事もなく済んだので助かった。


パブというのはまず席に着き、
「えーと、とりあえず生中2つね」
と言うようなのではなくて。
自分でカウンターのレジまで行って注文をする。

レジに行くと店員が何事か喋ってくる。
こんばんわー、とか注文なんですかー? みたいなことを言っていたとおもう。
何を言っているのかは良くわからなくても、
なにはなくともビールを飲まなくてはいけない。
しかしメニューもない。
どうせあっても英語だからスラスラスイスイと読めるわけではない。
しかし店員(美人)は目を見つめて注文を待っている。
早く注文をしなければならないという気持ちになる。
見るとレジの横にビールサーバの黒いハンドルが3本ぐらい立っているのが2つ、
つまり計6種類のビールらしき銘柄がある。

GUINESSぐらいは日本でも売っているし知っているけども、
せっかくだし日本で売っていないのを頼もうと思って、
銘柄もろくに読まずに指差して言う。
「これ!」
……焦って“this”という言葉すら出てこなかった。
しかしビールは出てきたので結果オーライだ。

1パイント(500ml強)で£3.05……1£≒250円なので……高い。
(パブではビールを旧い単位で売っている/酒を1升瓶とか2合燗とかで売るようなもんだと思う)
「ビールと泡は7:3」
なんてケチなことは言わずに、
すれすれまでビールの本体(泡じゃない部分)を入れてくれて、
白い泡は本体にうっすら乗っかっているだけというような状態だった。
イギリスではビールを注ぐときできるだけ泡を少なくするようで、
あの「ビールと泡の黄金率」って日本独自の概念なんだろうか。

何はともあれ乾杯。
古めかしい木の椅子に座って乾杯をすれば、
気分はもう最高で何も言うコトはない。

冷たいビールを一口飲んだ瞬間に
「ああロンドンに来てよかった本当に良かった」
と思った。
この時点でこの旅行は成功したのだといっても過言ではない。
銘柄も忘れたこのビールは、
風味が良くて独特の香りが立ち、
嫌な苦味はないのに旨みはしっかりとあってそれだけでもうグイグイいけてしまうというなんとも反則なほど旨かったのだった。
このパブの雰囲気もあっての旨さなんだろうということはわかるけれども、
ああもうなんかそういうの全部ひっくるめて旨くて旨くて、
とにかく涙が出そうになるくらい旨かったのだった。


その後ホテルに戻りぐっすり就寝。
ベッドの具合が素晴らしく、
すぐに寝付けてすぐに目覚められた。
あのベッドを持って帰りたいぐらいだった

ちなみにイギリスでは2階が1階(ファーストフロア)で、
日本で言う1階は「グラウンドフロア」ということで、
エレベーターにも「G」というボタンがあった。
部屋のあった2階は実質3階なのだった。
ややこしい。

また明日以降に続きを。
あと少ししたら学校に行かなければならない。
しかしまたも眠くなってきてしまった。
けれども今日はこっから寝てしまうわけにはいかないので困った困った。