明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

『プリズンホテル』『天切り松 闇がたり』

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『プリズンホテル3 冬』
『プリズンホテル4 春』
『天切り松 闇がたり 第一巻闇の花道』
浅田次郎集英社文庫

を立て続けに読む。
なんだか出張取材が多くて新幹線に乗ったりすることが多かったので、
さくっと読める本が嬉しかった。

いやしかし…
いいね浅田次郎
泣かせるねー。
大学時代教室で『壬生義士伝』を読んで、
講義中ながら大泣きしてたのはいい思い出。

読みやすいのに美しい日本語で、
描かれる物語は感動的で、
おまけにものすごい多作な作家で、
いやはや。

ちょろっと作品の解説をしておきますと、
田舎の県の山の中にあるホテル「奥湯元あじさいホテル」は、
実はヤクザが経営するホテルで、
カチコミに対応するために壁は分厚くガラスは防弾仕様だったり、
仲居は不法滞在のフィリピーナだったりバーテンは体中に弾痕があったり、
ちょっと変わったホテルなんです。
その堅牢さと奥まった立地と堅気ではない経営者たちから、
通称「プリズンホテル」と呼ばれております。

そんなホテルにいろんな客がやってきて、
死ぬの生きるの生きるの死ぬの、
毎回おおわらわ。

おもしろいです。
浅田次郎的ドギツイユーモアと、
浅田次郎的お涙ちょうだい浪花節要素と、
浅田次郎的人間の美しさを追求する姿勢が、
よく出ている小説だと思います。

次は、
『天切り松』シリーズを読む。

いつかのサンデーの、
マンガ家の巻末コメントの質問で、
「最も泣いた映画・小説は何ですか?」
という質問に、3人だか4人のマンガ家がこの名を挙げていたという小説。

漫画家は浅田次郎作品が好きな傾向にある。
…のか?

留置所に入ってきた小柄な老人、
「天切り松」が、
その半生を振り返る。
留置所に入っている容疑者たちや、
警察官までもが聞き入る天切り松の半生は、
江戸時代の大親分「仕立て屋銀二」に預けられるところから始まる。

時代物の要素が入っているものの、
その内容はやはり浅田次郎的人情話。
個人的には『プリズンホテル』の方が好きです。

いやでもどっちもスゲー面白い。
さすがです。
浅田次郎は『鉄道員(ぽっぽや)』で直木賞を受賞したのだけれど、
直木賞と言うのはひょっとして作品単体ではなく、
作家に与えられる賞なのではないかとふと思ったりしました。


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今年も『R22』の制作にも参加させてもらってます。
忙しいんだか忙しくないんだか、
って感じの毎日です。
まぁそれくらいがいいのかもねー。

とかヌルイこと言ってます。
もう1月が終わりますが、
今年の目標
健康→OK
挑戦→新規の仕事はしてないものの、出張取材が多かったり。50点
闘魂→誰と戦うんだ、誰と。

って感じです。
今年も残すところわずか11ヶ月となってしまいましたね。
東京は雨降り。