明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

小栗旬が大泉洋だったらよかったのに! と思ってたけど(映画『宇宙兄弟』感想)

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というわけで見てきました。
画像は映画『宇宙兄弟』公式ウェブサイト

大きな感想としては

「思ってたよりよかった!」
ということに尽きます。

どうしてそういう感想になったかをつらつらと書きますよ。


●この映画の原作漫画『宇宙兄弟』が映画化されると聞いてまず思ったこと



「ていうか主人公は小栗旬じゃなくて大泉洋だろ!」

原作漫画を読んだことがあることはわかってくれると思いますが
この天パのおじさん(31)である主人公・南波六太は
天パな見た目もさることながら
コミカルなキャラクターまで含めて
完全に大泉洋なんですよ!
もう作者が大泉洋をイメージしてキャラクターを作ったとしか思えないほど。

ところが実際の主演に選ばれたのは映画『どうぶつの森』ではとたけけ役を演じたことでおなじみの

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イケメン俳優こと小栗旬

いやまぁ小栗旬とたけけの声優をやっていたというのもいま調べてわかったことでこれはこれで驚きです。

そして小栗旬さん(イケメン)に罪はありませんが
少なくとも南波六太というキャラクターと小栗旬というイケメンの間に共通点はございません。
イケメンじゃないけど愛される・愛すべきキャラ。ってかんじですからね。

あっもうこれはあれですねと。
完全に若い女性観客を引き寄せようとしたあれですねと。
要するにお金儲けのために原作のテイストを無視して俳優を決めてしまうような映画なわけですねと。

ああもう終わったわ~。
見る前にもう終わったわ~。
こんなもん完全に原作無視の糞映画に決まってるわ~。
これは絶対観に行かないわ~…。

…と、思っていたのですが。

友人に誘われたのでホイホイと観に行ってきました。
そしたら結論から言うと小栗旬の南波六太が意外と良かった
大泉洋のモノマネがちゃんと上手だった(違。

やっぱり上手は上手ですわ。
さすがとたけけという難しいやくどころをこなした経験があるだけのことはある。

2時間ほどの上映時間に、原作漫画10巻くらいまでの内容を上手にまとめてますし
盛り上がるところはしっかりと盛り上げてくれます。

ロケット打ち上げのCGや音響は大迫力で
映画館で見るにふさわしい派手派手しさを持ち合わせています。
あの、本当にロケット打ち上げを見てるみたい! でしたよ。(本当にあんな間近で見たことはありませんが)

(でも2007年の「かぐや」打ち上げの際のH2Aロケットはたまたま見たんですよ屋久島に旅行に行っていて)
屋久島と種子島は一番近いところで20kmほどしか離れていないのです)
(遠くから見る打ち上げの様子は「ゴゴゴゴゴ」というより煙が「モリモリモリモリ」という感じでした)

閑話休題

あのー本当によくまとめたなあと感心します。
原作では結構ボリュームある話を2時間ほどに短くしなければならないので
当然いろいろと改変しているのですが
その改変部分がよかった。

先週見た『テルマエ・ロマエ』は映画オリジナルの部分が「なんだかあんまり…」という感じだったのですが
こちらは逆に映画オリジナルの部分がとてもおもしろかったです。

あと一番驚いたことが
ある意味すごい有名人が本人役で出ていて
エンドロール直前にイスに書いてある名前でそれが誰であるか明らかになるのですが
それを言っていいものかどうか…。

当然ネタバレではあるのですが
その人は宇宙好きな人にとっては有名だけどそうでない人にとってはさほどではないので
特に言ってしまっても八割方の人にとっては「そう…(無関心)」という程度にしかならないものなのですが…。

例えて言うならあと20年後くらいになにか家庭用ゲームの制作をテーマにした映画を作るようなときに
宮本茂が本人役で登場してくるくらいの! サプライズ演出というか出演というか。
またその人が演技とか別に全然やったこと無いはずなのに最初普通の俳優さんかと思ってしまいましたからね。

んーまぁそれが誰かは映画を観てのお楽しみということで!
(分かる人にしかわからないくらいの知名度の人ですが!)


えーと、というわけでまとめですが。

小栗旬大泉洋役…もとい南波六太は思ってたよりイイ(木村拓哉ハウル役くらい)
・宇宙シーン、打ち上げシーンのCGはすごいので一見の価値アリ
・盛り上がるとこは盛り上がり、泣かせるシーンもちゃんとあり、よくまとめられていました。

全然期待せずに観に行っただけに、意外と面白くてよかった。
映画を見る前の期待のハードルというのは低ければ低いほどいいですね!
これから映画を見に行く時は、積極的に期待しないようにして観に行きますよ。
「こんな映画誰が見に行くかボケェー!」とわめきながら映画館に入るようにします。

馬鹿みたいか。笑。

主人公以外のキャラクターの再現度はみなさんそっくりでした。
特に関西弁の背の低い人(古谷やすし)の濱田岳さん。

ていうかこの人俺に似てねえ?(google画像検索「濱田岳」)



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(写真は『宇宙兄弟』のものではないですが、我ながらよく似てますわ…
(短髪だと短髪でまた禿げおでこの広さとかも…


しかも身長160㎝程度なんですって。おいおい俺か…。
たぶん生き別れの弟かなにかだと思いますが…。

大学時代にドラマ『3年B組金八先生』の第7シリーズで出演していたときから俺に似てるとよく言われました。
でも俺より3つ下ですからね!(88年生まれ)
俺が濱田岳さんに似てるというよりあちらが俺に似せたという順番ですから! 

だからアレですね、俺を実写化するときはこの人に頼むほかありませんね…。
『映画版 俺 the movie』…主演・濱田岳っていうね。










…じゃねーよ! 俺は元から実写だよ!

実写化するまでもなく今でも生きてるわ三次元のこの世に!








……。

えーと…。

宇宙が好きな人とか、小栗旬岡田将生が好きな人とか、原作の漫画が好きな人とか
原作の漫画が好きだけど実写化するなら大泉洋じゃないと許せない! と思っていた人も
観てみると結構意外といいと思いますよ。

おわり。