「ぬか怒り」という言葉について
写真は去年2月の悲惨な事故のもの。
別に本文とはなんの関係もないんんだけど
改めて思い出して「雪道の運転は気をつけよう」という自戒をこめて。
以て他山の石としていただければ…。
●「ぬか怒り」
という言葉があるんですが、いや、無いんですが。
去年の12月ごろのラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』のなかで
「これまで名前がなかった事象や感情に、新しい名前を勝手に付けちゃおうぜ!」
っていうコーナーがあったんです。
「中二病」って言葉がこのラジオ発で(意味はズレちゃったけど)広まったように
社会に広く浸透するような新語を作ろうじゃないかというコーナーが。
それを聞いてその中で秀逸だなーと覚えていたのがこの「ぬか怒り」。
つまり「ぬか喜び」の怒りバージョンなんですが、番組内で例として挙げられていたのが
「駅の駐輪場に自転車を止めたら、駅に帰ってきた時に
. 『自転車がない!パクられたか!ちっくしょー!!』と思ったけど、
. 冷静に思い出してみればいつもと違う場所に止めただけだった。自転車もあった…
. というときの、「ちっくしょー!パクった犯人め、ぶっ殺してやる!」ていう部分のこと」
これが「ぬか怒り」です。
こういうことって日常的に割とあるじゃないですか。
会社の机においてあったはずのボールペンが気づいたらなくなっていて
絶対誰かに盗られた! と思って怒りと悲しみに包まれていると
後日引き出しの奥から普通に出てくる… みたいなことが。
そういう時って、それこそ伊集院光さんいうところの
「ッス――――ン」
って気持ちになりますよね。
急に真顔になるというか。
振り上げた拳の下ろす先を失ってしまった時の「ッス――――ン」っていう気持ちに。
あと他人を軽々しく疑ってしまった後悔と、誰に対するでもない謝罪の気持ち。
そんなものをブレンドした感情「ぬか怒り」。
いい新語だなぁと思いました。
でもこのコーナー、ネタを考えるのが難しくて投稿数が少なかったらしく
2回くらいで打ち切りになっちゃったんですけどね。笑。