太鼓だかつづみだか

先日広島に出張してきたり。忙しく日々を過ごしております。
昨年から仕事の忙しさが加速して、自分でもどうかなってしまうんじゃないかと薄い予感はしていましたが、いまのところ体に不調も出ませんで、こうなったらどこまで行ったら何かが起きるかもしれないと、思い切って仕事を精一杯、精一杯というのは精一杯という意味だけど、やってみようと思ってやってみてみたら、うっすらわかったことがある。
自分が楽しい仕事なら、時間も労力もいくらかけても楽しいけれど、ひとに言われてやるような、自分から進んで取り組めないような、消極的な仕事なら、いくら励んでも楽しくなることはなくて、なにかをやってやったという充足はなくただただ疲労するばかり。
これでは仕事をしているというより、無駄に疲れているだけで。
むかし高校生のとき「朝まで起きていたらどうなるものだろう」と好奇心が湧いて特に深い意味もなく徹夜をして学校に行くなんてことをしたけれど、そのとき得た教訓は「イライラするし他人に当たっちゃうし、自分のためにも周りのためにもよくないな」くらいのことで、今回の思いつきもまた同じところにたどり着きそうな予感がする。

「太鼓を正しく鳴らすには、つづみの最も澄んだ音を鳴らすには、紐を緩めてはいけない。締めすぎてもいけない」

そんな言葉が仏教説話にあったような気もするけど、そんなことを思い出しています。