明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

下呂温泉で虫入りソーメンを食べる

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というわけで前夜は下呂温泉の民宿で侘しい一人酒を満喫しました。
写真は下呂温泉を流れる飛騨川。
山の中だけありきれいな清流です。

下呂とか高山とか岐阜県というは本当にどの方角を向いても視線の先には山があります。
それは片方はだいたい山でその逆側を向けばだいたい平野や海側であり
「海側・山側」で方角を認識する癖のついてしまう富山県とはまた違った風景で
ああ自分は今本当に盆地にいるのだなあと認識させられます。

この日は夜に愛知県に住む友達と名古屋で飲む約束をしているので
それまでは温泉にふやけるまで浸かってよう。

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川を渡ったところにあるおみやげ屋さんで購入した飛騨牛乳
つまり飛騨牛の乳。
飛騨牛の味がしました(適当)。

こういう地元の牛乳が売ってるのってなんかいいですよね。
地酒ならぬ地牛乳
腰に手を当ててカーッと飲み干しました。
朝食がわりです。

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ついでにおばあちゃんちに持っていくおみやげも購入。
下呂温泉の入浴剤です。
一緒に入ってる竹の棒は耳かき。

入浴剤と一緒に耳かきが入っている意味はよくわかりません

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下呂温泉には日帰り湯ができるホテルや温泉もたくさんあるんですが
今回はこの「下呂温泉 クアガーデン露天風呂」を訪れました。
いい天気でのんびりと露天風呂に浸かる事ができました。
入浴料大人600円とまあ妥当なところです。

ちなみに下呂温泉には「湯めぐり手形」というものがありまして
1,200円でこれを買っておけば加盟温泉店25店のうち3店まで入ることができるお得なものです。
今回は3軒も回る時間と体力がなかったので買いませんでしたが
ガッツリ1泊2日して時間がたっぷりとあるようならこちらの商品が断然オススメです。

そんなわけで露天風呂が広そうなこの露天風呂専門施設を選びまして
露天温泉は飛騨川のせせらぎも聞こえるいいロケーションでした。

さらに中には座敷の広い休憩所があって
テレビなんかを見ながらまったりできるのです。が…

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そこの自動販売機がペットボトル1本200円!
まさかの山値段

さらに…

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アイスクリーム(ハーゲンダッツ)は320円!
高い!
なめてんのか!

ペットボトルのお茶とアイスを買ったらそれだけで520円!
入浴料と合わせて1,000円超えてまうやないか!

ついエセ関西弁が出るほど興奮してしまいます。




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でも買っちゃいました…

だってうまそうだったんだもの。
ハーゲンダッツの抹茶味はいつ食べてもうまし!

それにしてもこの施設は入浴料はまあ妥当だったですけど
こういう自動販売機がボッタクリ価格だったりコインロッカーが100円玉の帰ってこないタイプだったりと
ちょっとした小銭が失われるのがひっかかりました。
お店側がこういうせこいやり方で小銭稼ぎをするのって一昔前の感じですけどねー。

特にコインロッカーは財布やケータイを入れてしまうと
風呂からあがるたび開け閉めしなければならなくなるので
そのたびに100円が飲まれるタイプてしまうと非常に使いづらい。
防犯上の観点からもコインロッカーくらいは100円玉がバックされるタイプにしてほしいところ。

アイスを食べてまったりしたあとは

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昼には併設のレストランでソーメンを食べました。
なんかもっと飛騨牛のナンタラみたいなメニューもあったんですが基本的に高い
このソーメンもまぁ味自体はどうという程のこともないものだったんですが…。

氷水の中に浮いたソーメンをたぐっていると…

そのソーメンの束の中から虫が…

白いソーメンに浮かぶようにして小さな黒い虫がハッキリと…。

…。

なかなかいいダシが出てます


それは冗談としても。
こういう時ってどうしたらいいかリアクションに困りますよね。
瞬間的に

「てんめ゛え゛こり゛ゃあ゛ どういうこどじゃ んボゲエエエエエエエエエエ」


とブチキレられて怒号を上げられればいいのですが。
いかんせんminiSDカードより気の小さいワタクシのことですから
そんな星野監督的瞬間湯沸かし器なリアクションはやれたことがありません。

結局できることと言えば虫の浮いたどんぶりを持ってお店の人に近づいて
ニヤニヤしながら(本人はできるだけ穏便にと思ってニコニコとしているつもり)、

「あの… 虫が… ヘフッ… 浮いとる…てる…んですけど…フヒッ」

と、ごく挙動不審に異議を奉ることくらいしかできません。
我ながら自分の卑屈さに嫌気がささないでもありませんが
これはもうやはり三つ子の魂百までというかきっと生まれ持った性質でもありますし気にしてもしょうがない。
しょうがないのです。

そうすると
「あ? なんスカ? 俺の作った料理になんか文句あんスか?」
みたいな態度だった店の人も「やっちまったー」という顔をします。

店員「あ… 虫…」

ワタクシ「はい…虫が…」

店員「入ってましたか…」

ワタクシ「ええ…このとおり…」

店員「…フヒッ」

ワタクシ「…フハッ」

虫の入ったソーメンのどんぶりごしに視線をぶつけ
ニヤニヤと無言のまま見つめ合う二人。

なんだこりゃ。


…ともかく結果から言うと
ソーメンを作りなおしてもらった上に会計はタダにしてもらえました。

得した。

(虫入り素麺を食わされても最終的にこう思えるメンタルの強さは自分の長所であると思います)

だいたい虫のスープくらいで嫌がってちゃカンパリソーダは飲めませんですよ。
まぁカンパリソーダってもともとそんなに飲まないんだけど。

<コチニール色素 - Wikipedia>
あっでもカンパリに使われてたのは2007年までなんですって…)

というわけで昼飯を食べて再び温泉に入ったり
休憩所で休憩したりまったりし尽くしたのち

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下呂駅へ。
画像は駅前のオブジェ?みたいなもの。

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なんでも白鷺が温泉を出してくれたらしいですよ。
石川県湯涌温泉にも白鷺が温泉を発見したという逸話がありますし
白鷺って温泉好きなのかしら。

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下呂駅構内の待合室。
列車が来る時間の5分前くらいになると改札が始まるという不思議なシステムでした。

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三度高山本線に乗車!
美濃高田、岐阜で乗り換えて名古屋へ向かいます。
時間は2時間程度でしょうか。

逆に考えれば名古屋から2時間程度でこの「日本三名湯」に数えられる下呂温泉に来られるのだから
名古屋市民やそれより更に近い岐阜市民は羨ましいかぎりです。

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そして岐阜駅!
ホームからビルの数々が垣間見えます。

あれっ… 岐阜って思ったより都会じゃん!?(失礼)

おそらく岐阜県民も富山県民には言われたくないと思っていることでしょう。
まあそれこそ名古屋に電車ですぐですから
中京経済圏の一角を担っていると言ってよく(そういえば旅館で中京テレビも写りました)
富山県民が思う、
隣接している身近な岐阜のイメージ(白川郷や高山や山や山)とは全然違うんでしょうね。

2泊3日の旅行の全日程の
ようやくこれで折り返したというようなところです。
しかし写真はぼちぼち6~7割方使い終わりました。

明日も写真が残っている限り旅行の話が続くことでしょう。