明日はもうすこしマシにします

日記のブログです。ヤフーブログから引っ越したので過去記事には不具合があるかも(2019年10月)。見たり読んだりししたものや考えたりしたことを忘れないうちにメモっておこうというもの。ヤクルトファン。

富山から帰りの電車

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画像は富山駅前にあるプレハブのおみやげ集合所「とやま駅特産館」
これ建物自体が北陸新幹線開業までの“つなぎ”の建物なのかな?
↑のHPも作りがすっげえ安いw

帰省から東京に戻る車内の自分用マストアイテムを購入しました。
それは……


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SAKE。
サケ。

いや何も英語で言うことは無いんだけども。
いや英語で言っても酒はサケなんだけれども。

とにかくこう、特急とか新幹線とか
旅の車内ではちょっとした酒とツマミで小晩餐するのがジャスティスつまり正義ですよね。
この「とやま駅特産館」には、富山の地酒や地ビールもあるのでうれしい。

上の写真の左側に写っている、若鶴酒造「貴醸酒」も
日本酒なのにデザートワインみたいに甘くておいしいですよ。
食事と合わせたり、ガバガバ飲む酒ではないのですが、これも珍しい酒で
飲むと「へえー」ってなると思います。

たとえば、バニラアイスにスプーン一杯くらいかけて食べても美味しそう。


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結局買ったのが若鶴酒造純米吟醸のワンカップ
これも富山名物になるはず……の、昆布巻きかまぼこです。
富山のかまぼこは、板についておらず、赤色のうずが巻いた“赤巻き”というのがポピュラーです。

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(参考画像:赤巻)
富山県内の比較的古い食堂では
なぜかラーメンの具として使われたりもしています。
(一説には、関東ラーメンにおけるナルトのポジションであるという意見も)。

そいで買ったのが、その赤の部分を昆布にかえた、昆布巻き。
買った売店で爪楊枝をもらって食べました。

売店で売っていたのは“梅かま”という、県内でも大手メーカーのものなのですが
なんかカマボコ自体にコシがなくて、個人的な好みもあると思いますが
“新湊かまぼこ”社のものの方がシコシコしてる感じで好きですね。

あと、欲を言えばわさび醤油が欲しい。
しかしゴンゴン揺れる特急はくたかの車内で
ワサビと醤油を調合して適度につけて食べるのはなかなか至難の業に違いない。

北陸新幹線なら揺れも少なくなるはず……!


来年春の開業まで
ひょっとしたらあと越後湯沢乗り換えではくたかに乗るのは年末くらい。
それも飛行機か深夜バスで帰ったら
ひょっとしたらもうはくたかに乗るのは最後だったかもしれません。

そう思うとちょっとさみしいものもなくもない。

強引にカマボコと酒の話に戻しますと。
これがワンカップとは言えやはり純米吟醸は口当たり爽やかで飲みやすく
車両の揺れに合わせて酔いが回ります。
(あっでもフタを開けるのに苦労しました)。

地酒をね……こう……少しずつ……ちびりちびりと……。
合間にカマボコを挟んでね……口全体に昆布の旨味が広がったところにね……
半分くらいフタを開けたワンカップからちょっとすするようにして、地酒をね……。
うめえ。

まあ、カマボコ一本槍のツマミはさすがに味が単調になるものの
昆布の食感もアクセントになっていて、ワンカップを飲み切るのにちょうどのサイズ。
最初から切れているのが食べやすくていいですね。
(ついでに、最初から楊枝をつけてくれればいいとも思いますが)

なんか、こういうのでいいんですよね。
特に一人の場合。

大げさな「名物!」とか「評判の!」とかじゃなくていいので
これくらいのこじんまりとした幸せが
ちょうどいいのです。

そんでもって
富山県っていうのは
それくらいのちょうどいいサイズの幸せが
いたるところで楽しめる場所であるなあと 
月並みながら
富山を離れて思いますね。

ワンカップとカマボコをワンツーパンチで交互に味わいつつ
流れる車窓に映る少ない明かりを眺めながら
そんなことを思った帰省でしたね。